
ペットとして人気が高いイグアナ。イグアナは知能が高いと言われていて、 爬虫類ナンバーワンなのではないかという意見もあります。
僕はイグアナを放し飼いで飼育して10年ほどが経過しました。 イグアナを観察していて、驚くことばかりです。
今回はイグアナ飼育者の立場としてイグアナのリアルな生態をお届けしていけたらと思います。
目次
イグアナの飼育環境について
まずはイグアナの飼育環境について軽く紹介しておきたいと思います。
まずは飼育場所なのですが、なんとリビングになります。
最初はボクの部屋で共生していたのですが、何回もボクの部屋を脱走して、リビングに行くようになりました。リビングのワイワイした感じがどうも好きらしい(笑)
次第に手に負えなくなり、いっそのことリビングで生活させたら良いのでは?となり、成り行きでリビングで飼育することになりました。
現在はこんな感じになります。 こちらがグリーンイグアナのパトちゃんになります。
イグアナの驚く生態10選
イグアナを飼育していて、賢いなーと感じたことについて紹介していきたいと思います。
中には「具体的すぎるだろっ」という物もありますが、多めに見てやってください。
それではどうぞっ!!
人の好き嫌いがある
一般的にイグアナは人の顔を認識し、人を区別すると言われていますよね。確かにその通りです。
ボクはもっと面白い発見をしました。 それはイグアナには人に対して好き嫌いがあるということです。
「この人なんか嫌いだなあ。 関わりたくないな~」など、 一方では「この人は自分と気が合うな~」などの相性が存在しますよね!
実はイグアナにもそれがあるのではないかと思います。
僕の家に人が来たときの話なのですが、 人によって明らかに態度が違うのです。
ボクの祖母がパトちゃんの触ろうとすると首を上下に振り威嚇するのですが、 ボクの友達が触ろうとすると威嚇をせず、寧ろ自分から、ボクの友達に近づこうとするのです。
これにはびっくり!!
トイレを覚える
犬や猫のようにトイレを覚えてくれます。 トイレを覚える動物というのは賢い証拠なのではないでしょうか?
こんな感じでトイレを同じ位置でしてくれます。今回ははみ出ていますが
少し、グロいためうんちは隠させてまらいました。爬虫類の中ではイグアナが唯一学習してトイレを覚えると言われています。
いたずらをする
うちのパトちゃんはいたずらが大好きです。
留守を狙って行う凶悪ないたずらには大変悩まされています。
その一つがソファーの上に登ることです。 部屋に誰かがいるときはそのような素振りを見せないのですが、 留守で、部屋に人がいないときにどうやらソファーに登り、エンジョイしているようです。
ソファーが傷つくので、家を空ける際はソファーを移動させるなどの対策をして、日々、パトちゃんと格闘しています。
家に帰ったときに、偶然鉢合わせたときの写真です。
現場には緊張感が漂いました。 ギロッとこちらを見ています(笑)
目撃したのが母でなくボクで本当に良かったですね。
自分の名前を覚える
自分の名前は認識しています。その証拠に呼ぶとこちらに近づいてくれます
しかし、犬のように名前を呼ぶと必ず来るわけではないですね。 どちらかというと猫のように、偶に来るという感じです。
イグアナはとても気分屋さんですね
場の空気を読める
イグアナは人間の行動をよく観察しています。
というのも、ボクたち家族全員でどこかに出かけると半日は家に帰ってこない、ボクの母親が1人で10時に家を出るときは2時頃には家に必ず帰るなどです。
家族全員で出かけるときは絶対にトイレをしに降りてこないし、 部屋を荒らすことはありません。
それに対して、母親が10時に家を出るときはトイレをしに、降りてきて、さらに部屋を散らかすのです。
確実に家に帰ると分かっているときはトイレをしたり、好き放題遊んでいる様子なのですが、家にいつ帰るか分からないときは大人しくしています。イグアナがキレイ好きと言われるのが良くわかります。
出かけるときの様子をよく観察していることが分かります。
また、これはイグアナにとってあまり良くないことかもしれませんが、家族が起きて、リビングに来るまではパトちゃんは活動しないのです。 家族が起きるまで待っているのでしょうか?
人の感情を読める!?
イグアナと生活していて、ふと感情が分かるのではないかと思うときがいくつかあります。
ボクがリビングでリラックスして、横になっていると上に乗ってきたり、 家族全員でご飯を食べているとパトちゃんも傍に来たりと、人間のコミュニティーを理解しているように思います。
みんなが集まるときは、パトちゃんもしれっとやってきます。
色の好き嫌いがある
イグアナフードという、黄土色、紫色、緑色、赤色の4色の固形フードがあるのですが、パトちゃんは赤色を選んで食べるのです。
味や匂いは4色とも同じなどですが、なぜか赤色を選んで食べるのです。
黒の器に入っているのがイグアナフードになります。
一色だけにして、与えたところ全色食べたので、四色全てを認識しているはずです。
赤色が美味しく見えるのでしょうか?
味覚が発達している!
イグアナは個体によって味覚がかなり違うようです。 一般的には、バナナやマンゴーなどの熱帯の果物を好むらしいのですが、パトちゃんは熱帯の果物を一切食べません。
好んで食べるのがリンゴ、苺、梨、スイカなど日本の果物しか食べないです。 お前は本当にイグアナなのかと思います。
味覚が知能に関係しているかは分かりませんが、好きな味をしっかりと区別していることが分かります。
パトちゃんの食事の様子です。 モロヘイヤとスイカをむしゃむしゃ食べています。
遊びをする!
パトちゃんはこたつ布団に潜ることがちょーーう大好きで、何回もこたつに潜ったりしながら遊んでいます。
何が楽しいのやら。
そしてイグアナは好奇心が旺盛! ルンバの上に乗ったり、植木に登ったり、ボクの想像を超えてくるので、一緒に生活して本当に楽しいです。
これはイグアナVSボクです。
テレビの裏の隙間には入り込んでしまったパトちゃんを、果物を使って釣ろうという構図です。
こんな感じで、イグアナと遊んでいます。
ストーブが付いてるかどう分かる
我が家では冬場には、灯油ストーブをつけるのですが、パトちゃんは灯油ストーブが大好きで、いつもストーブの前を陣取っています。
そして、ここでも驚いたことだあるんですよ。
ストーブを付けるとき、「プーーーン」と音が鳴るのですが、その音を聞いたら、パトちゃんがストーブの前にやって来るのです。
恐らく、ストーブが付く前は必ず音がすると学習しているのでしょう。イグアナは本当に良く観察してるなあと感心します。
まとめ
今回はイグアナのあっと驚く生態について、紹介していきました。
中には、飼い主特有のひいき目な考察があったとは思いますが・・・
とはいってもイグアナが賢い生き物だということが伝わったのではないでしょうか? イグアナは驚くほど社会的な動物で、人間との共生が可能な動物だと考えています。
イグアナはすごく魅力的な生き物なので、珍しい動物を飼ってみたいと思う方にはとてもおすすめです!